意識を被うことができる読書情報の量

意識を被うことができる読書情報の量というものを考えてみたい。私たちが目覚めて意識的に活動している時間を積算すると、一生のうちでも三〇年くらい。一〇億秒になる。先ほどの速度で本を読みつづけるとすると、二〇〇億〜三〇〇億字、ふつうの本では一冊約三〇万字といわれているので、およそ一〇万冊になろうか。もちろん、これは読書量としては上限の値であろう。生きている間、寝るか食べるかしているほかはすべて読書していることなど、実際にはできない。ただ、意識的に受けとっている情報量を目で見える量に換算すると、こうなるということである。速読では毎分何万字というスピードで読むため、同じように目覚めて意識的に活動している時間を三〇年とすると。理論的には生涯読書が一〇万冊の一〇〇倍くらいになるはずである。その場合、入力される情報量はずっと大きい。